こんにちは。Gurgaon事務所の仁井いずみ(ニイ)です。
Delhi近郊はモンスーンの季節に入ったようで比較的頻繁に雨がふっています。暑さのピークは過ぎましたが蒸し暑い日々が続いております。
社員の採用を決定し入社、試用期間が明けるまでは以下のことが必要となります。
・Offer Letter発行(内定時)
・Appointment Letter発行(入社時)
・Confirmation Letter発行(試用期間明け)
Appointment Letterは入社時に発行します。入社時とはいつか、がポイントとなります。入社日でなければいけないのか、少したってからでもいいのかということです。
インドの採用は売り手市場といえます。インド人は就業3年経つと次のチャンスを求めて転職活動を始めます。また会社に不満がなくても求職サイトに自分の履歴書をアップしており良いオファーがあればいつでも転職できるようにしておくのが一般的です。毎年の昇給率は約10%~15%、転職の場合は現職給与の20%~35%となっているため、単純に給与アップを求めて転職するケースもあります。
つまりAppointment Letterには現職と比べて20%以上の数字が載ることになります。入社したと見せかけてすぐにAppointment Letterをもらい、それをもって現職と給与交渉するということもまれに起こります。そのためAppointment Letterを発行するタイミングは入社日から2週間後くらいに行うのがいいとされています。
同様のことは昇給レターでも起こりえます。退職したいと考えている社員が昇給のタイミングを待ち昇給レターをもって転職先を給与交渉する、というパターンです。
インド人は上司に対して態度だけは良いこともあるため、評価において左右されてしまうことがよくあります。上記のようなことが起こりうると考えてAppointment Letter発行、評価、昇給決定してきましょう。
以上
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