皆さん、こんにちは。
インド及びインド周辺国統括の小谷野勝幸です。
今週も皆様から寄せられたご質問についてお答えしてきます。
質問)
現在、弊社は公開企業となりますが、2013年の会社法の改定によるコンプライアンス対応の増加と企業状況を考慮し、非公開会社への移行手続きを検討しています。公開会社から非公開会社へ変更する手続き、そのメリットとデメリットについてご教授頂けますか。
回答)
移行手続き期間は、3~4か月程となります。
1.取締役会での承認
2.株主総会での承認
3.会社登記局への申請及び登記局からの承認の受領
注)移行に関して当局より質問等される可能性あるため、場合により時間を要する。
4.各税務当局やライセンス、登録関係各所への申請と伝達
公開と非公開会社のメリットとデメリットについて下記致します。
<公開会社>
メリット:
株式譲渡が容易であること。
資金調達が容易であること。
取引の際における信用性が高いこと。
デメリット:
相当のコンプラアンスが求められること。
(社外取締役や監査委員会の要件もその一例である。)
取締役の任期が規定されていること。
<非公開会社>
メリット:
取締役(株主)要件が、容易であること。
(取締役2名以上で、問題無し。特別な委員会を有する必要もない。)
取締役報酬の規定がないこと。
法定のコンプライアンスが、簡易であること。
コンプライアンス簡易な分、
デメリット:
開示事項の要件が容易な分、潜在的なコンプライアンスリスクが増加すること。
株式譲渡の場合、取締役会が必要であること。
弊社では、インド進出から進出後の会計、税務、人事および労務まで対応しております。
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東京コンサルティングファーム
インド国 取締役
小谷野 勝幸
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