~お客様へのお茶出しについて〜

労務

皆さん、こんにちは。

 

デリー駐在員の武田です。

 

本日の話題は、お客様へのお茶出しについてです。

お客様からのご質問に回答致します。

 

【質問】

 弊社では、オフィスボーイ(チャイボーイ)といったお茶を作り、お客様や従業員に出す事を専門にしたスタッフを派遣してもらっています。その為、お客様来社された時も基本的には、こちらの社員が対応します。今回、たまたまこのスタッフが休んだ日にお客様が来社され、総務の担当者にお茶出しをお願いしました。するとその仕事は私の仕事では無いと拒否されてしまいました。通常は、仕事もよくこなす社員なだけになぜこのようなことになったのか理解できません。結局、別の人事の担当者がお茶だしをしてくれましたが、今後どのように教育して行けばいいでしょうか。

 

【回答】

 今回の話の場合、まずインドには未だにカースト制度が根強く残っている事を理解しなければなりません。オフィスボーイ(チャイボーイ)は、最もカーストの低い者が担当すると認識されている仕事です。今回の従業員さんはお茶だしをする事によって自分がバカにされる事を恐れたのだと思います。

 一方で、全ての従業員に対して、会社の理念の共有と共にお互いへの尊敬やお客様優先といった当たり前の事をあたりまえにできるようにする教育も大切で人事評価制度等も通じてしっかりと従業員に浸透させる必要があり、個人が仕事を選ぶといったことが無いようなマインドセットが大切です。

本日は以上です。
東京コンサルティングファーム

武田 麻利奈

 

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