こんにちは。
今週はCIPAとTecnico de Segurançaの違いについてお伝えいたします。
特に、製造業においては、労務関連で出てくるトピックになるかと思います。
CIPAとTecnico de Segurançaですが、それぞれが何を指すのか、何の役割なのか、ということをお伝えできればと思います。
はじめに、CIPAとは、Comissão Interna de Prevenção de Acidentes の略で、日本語に訳すと、『内部事故防止委員会』と訳されます。CIPAは、雇用主と被雇用者(従業員)との生命の保護、ならびに健康の促進において、労働における事故、及び病気の予防を目的としております。
CIPAはすべての企業に設置義務があるのではなく、従業員の人数や事業内奥に応じて、設置義務が決められております。詳細な条件については、労働省が出している、ガイドライン(NR5)に記載されております。(下記参照)
http://trabalho.gov.br/images/Documentos/SST/NR/NR5.pdf
続いて、CIPAとセットで良く考えられる、Tecnico de Segurançaですが、Tecnico de Segurançaには主に2つの異なる役割がございます。
- 先ほどのCPIAのメンバーとしての役割
- SESMT (the Specialized Services in Safety Engineering and Occupational Medicine)の専門サービスを担う役割
1については、上記のURLを、2については、下記のURLがガイドライン(NR4)になりますので、ご確認いただけますと幸甚です。
http://trabalho.gov.br/images/Documentos/SST/NR/NR4.pdf
CIPA同様、Tecnico de Segurançaの人財の必要の有無は、ガイドラインに従う必要がございます。
企業として両役割が義務づけられる場合、それぞれの役割に対して1人以上のTecnico de Segurançaが必要です。
実際にTecnico de Segurançaを必要とする場合、企業はTecnico de Segurançaを正社員として雇用する必要がございます。
なお、CIPAの設置やTecnico de Segurançaの必要か否かの確認、CIPAの設置する際のアドバイスが必要でございましたら、弊社でもサポートが可能でございますので、お申し付けいただけると幸いです。
引き続き皆さまにとって有益な情報を発信してまいります。
お読みくださりありがとうございます。
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株式会社東京コンサルティングファーム・ブラジル拠点
田村彩紀
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