周辺国から見たベトナム経済

皆さま、こんにちは。
東京コンサルティングファーム・ハノイ拠点の石川愛美です。

今回は、ベトナム経済を日本や周辺国と比較しながら現状や特徴について見ていきたいと思います。

 

ベトナムの面積は33万㎢(2018年)であり、マレーシアと同等、日本(38万㎢)と比べると、少し面積の小さい国です。
人口は94.6百万人(2018年)でありタイが69.2百万人、隣国のカンボジアが16.3百万人なので比較的人口の多い国であることが分かります。

実質GDP成長率に関して、ベトナム統計総局は2019年7.0%と発表しました。前年に続いて7%という高成長を遂げることができました。
産業別に見ていくと、農林水産業2.0%(前年比1.8ポイント減)、鉱工業・建設業が前年と同じ8.9%、サービス業が7.3%(0.3ポイント増)となりました。

 

この傾向は第一産業の成長率が二年のうちに約3分の1にまで減少し、第二次産業・第三次産業が継続的に成長しているということが分かります。
減少の要因としては干ばつや異常気象、アフリカ豚コレラの感染拡大による外部的影響であると考えられています。

周辺国においては(カンボジア、ミャンマー、ラオス、フィリピン)、6.4%~7.0%程度の実質GDP成長率であり、ASEAN諸国において依然として熱い市場競争が繰り広げられています。

2020年、ベトナム政府が掲げるGDP成長率は6.8%とされており、前年同様安定的に高度な経済成長を達成できるかが鍵となっています。

 

何かご不明な点、ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。

 

東京コンサルティングファーム ハノイ拠点
石川愛美

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る