今週は、サンプル品費の会計処理についてです。
Q.
顧客にサンプルとして物品を提供する機会がありますが、会計処理はどのようにするべきでしょうか。また、会計税務における留意事項はありますでしょか。
Our company sometimes provide goods to customer as sample. How should we record it for accounting purpose? And is there any concerning related that issue?
A.
顧客にサンプル品を提供する場合、通常販売費のうち販売促進費/サンプル品費として計上することが多くなっております。その場合、当初サンプル品として渡す予定でなかった商品については、棚卸資産として計上していますので、サンプル品費として計上する際に、棚卸資産から除外する必要があります。
The company record sample goods as sales promotion expense/sample goods expense in general in case the company provide sample goods. If the company originally doesn’t intend to provide those as sample goods, the company need to eliminate those items from stock card/inventory when they record sample goods expense.
この場合、税務上のリスクとして、本当にサンプル品としての提供が必要であったのかを指摘をされるケースが考えられます。サンプル品としての提供が不適切である場合には、みなしの売上があったものとして、VATのみなし課税としての追加支払いが必要になる可能性がありますので、留意が必要です。
In that cases, there is a risk that tax office may point at that whether providing those sample goods is proper. Especially, tax officer may request company to declare additional deemed tax, in case providing sample goods is not proper.
以上
東京コンサルティングファーム
長澤 直毅
