タイで会社を設立後のプロセスについて、前回のブログでは、WPの申請について確認しました。今回は、Tax IDの取得から銀行口座開設までのプロセスを説明していきたいと思います。
＜全体プロセス＞
・Bビザ申請（タイ国外）
・労働許可証（WP）の申請
・Tax IDの取得
・社会保険登録（会社・個人）
・銀行口座開設
・Bビザの延長申請
・Tax IDの取得
歳入局にて、Tax IDの取得（個人・会社）が必要となります。
個人のTax ID申請では、申請書の他に、パスポートのコピーとWPのコピーの提出が必要となります。会社のTax ID申請では、会社事務所のオーナーとの賃貸契約書、及び同意書の提出が必要となります。
・社会保険登録（会社・個人）
社会保険登録について、会社の代表者様（雇用者）は申請不要ですが、代表者様以外の外国人（＝日本人）、及びタイ人スタッフは登録する必要があります。社会保険登録には、会社Tax IDのコピーを提出しますが、Tax IDの取得に時間がかかる場合、社会保険登録もそれに合わせ、申請が遅れてしまう点、留意が必要です。
・銀行口座開設
銀行口座開設の必要書類については、銀行により異なるため、直接問い合わせる必要があります。会社Tax IDのコピーの提出を求められるケースもあるため、社会保険登録同様、Tax IDの取得に時間がかかる場合、それに合わせ、口座開設の申請が遅れてしまうため、同意書など、時間がかかりそうなものは事前に準備が望ましいかと思います。また、一般的に、口座開設当日は、代表者様が銀行へ行く必要があります。
東京コンサルティングファーム タイ拠点
植村 寛子
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