タイ会社設立後のプロセス(1)

タイで会社を設立後に行うプロセスとして、現地法人、駐在員事務所、BOI企業などで少しプロセスが異なりますが、大きく以下の手続きが必要となります。
・Bビザ申請(タイ国外)
・WPの申請
・Tax IDの取得
・社会保険登録(会社・個人)
・銀行口座開設
・Bビザの延長申請

今回は、Bビザの申請について、確認していきたいと思います。
Bビザの申請は、タイ国外で行う必要があります。タイの近隣諸国(マレーシア、ラオス)での申請も可能ですが、一番多いのは日本での申請かと思いますので、日本でのタイBビザ申請方法を説明していきます。

タイBビザの申請については、以下の3ヶ所で申請が可能です。
1. 在東京タイ大使館
2. 大阪総領事館
3, 名古屋名誉総領事館
※なお、申請先によって申請用紙が異なるため、申請先のウェブサイトの確認が必要です。異なる申請用紙の場合、当日、大使館の担当官より再度記入を求められるケースもあります。

上記3つの申請先の中で、在東京タイ大使館で申請を行うケースが多いため、今回は、在東京タイ大使館でのBビザ申請の流れを伝えていきたいと思います。
1. オンライン予約
2. 提出書類の準備
3. 申請と受取

1. オンライン予約
申請には、事前にオンライン予約を行う必要があります。多くの人が申請を行うため、2週間以上前よりオンライン予約が望ましいです。また、オンライン予約の確認書は、申請日にお持ち頂く必要がありますので、印刷の上、保管頂ければと思います。

2. 提出書類の準備
申請書類について、時間がかかるものとしては、以下が挙げられます。
・タイの会社からの招聘状原本(英文)
・タイ商務省発行の会社登記謄本のコピー(※6ヵ月以内発行のもの)
・経緯説明書 (Explanation letter)
なお、タイ商務省発行の会社登記謄本コピーについてはHP上に記載がないかと思いますが、必要書類の一つとなっておりますので、留意が必要です。
また、タイ政府機関へ申請する書類には、“青字インク”のペンで記載された署名のみが有効となります。在東京タイ大使館では、そこまで厳しくないかと思いますが、念のため、青字インクでの署名が望ましいかと思います。
過去にタイでの勤務経験がある場合、労働許可証のコピーの提出が求められますが、紛失等の理由により、提出ができない場合には、経緯説明書で理由の記載が望ましいです。また、駐在員事務所で設立した場合、会社の社印を持たない場合もあるかと思いますが、その際にも、会社の社印がない旨、経緯説明書への記載が望ましいかと思います。
(参考)在京タイ大使館での必要申請書類一覧
http://site.thaiembassy.jp/jp/visa/type/5195/

3. 申請と受領
申請日当日は、パスポート、提出書類一式、及びオンライン予約の確認書コピーをお持ち頂ければと思います。Bビザ受領は、申請日から翌々開館日となっております。

東京コンサルティングファーム タイ拠点
植村 寛子

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2019-10-23

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