タイ会社設立後のプロセス(4)

タイで会社を設立後のプロセスについて、前回のブログでは、Tax IDの取得から銀行コザ開設まで確認しました。今回は、現地法人のBビザの延長申請について説明していきたいと思います。(駐在員事務所、及びBOIの認可を受けている企業はOSOSでの申請となります。)

<全体プロセス>
・Bビザ申請(タイ国外)
・労働許可証(WP)の申請
・Tax IDの取得
・社会保険登録(会社・個人)
・銀行口座開設
・Bビザの延長申請

Bビザの延長申請について、提出書類が多くあるため、タイ人またはビザの代行サポートを行う会社への依頼が望ましいかと思います。延長申請の際にポイントとなるのが、PND1(個人所得源泉税)です。日本人の最低賃金は50,000THBですが、1回目の給与支給については、給与計算期間に応じて、所得が50,000THBを下回ってしまうケースもあるかと思います。50,000TBを下回って支払う場合、移民局担当官より指摘され、延長申請が通らない可能性が高くなっています。(※手取額が50,000THBを下回っても問題ありません。)
同様に、タイ人の給与所得についても、各県の最低賃金を下回らないよう留意が必要です。

代行を依頼している場合でも、申請日当日は、申請者自身も移民局へ行く必要があります。
延長申請後は、移民局の確認を経て、約1ヵ月後に延長承認となります。

 

東京コンサルティングファーム タイ拠点
植村 寛子

 

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co.,Ltd.)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承くださいませ。

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2019-10-23

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