こんにちは。TCFタイオフィスの岩城です。
タイへ進出する日系企業が増加する中、競争力強化のためにもタイ政府の政策は注目しておくべきです。
今回は政府が長期ビジョンを達成するステップとなる政策、「タイランド4.0」についてご紹介します。
この政策はプラユット暫定政権の下で2015年に作成された経済開発計画です。
国家経済社会開発庁（NESDB）によると、
1.0：農村社会
2.0：軽工業に基づき成長した時代
3.0：重化学工業を中心とした時代
と定義されます。これらに加え、タイ政府は4.0のフェーズを“「イノベーション」、「生産性」、「サービス貿易」を主要として持続的な付加価値を創造できる経済社会”と定義しています。
一方、このような政策が発表された背景にはタイ経済の成長の鈍化が懸念されているということも忘れてはいけません。
産業構造転換の努力を怠れば、経済成長は望めず中所得国として停滞することになってしまうため、タイ政府にとって経済成長は力を入れて取り組まなければならない課題です。
これらの政策がどこまで成功するかは不透明ですが、成長の目覚ましい東南アジアの統括会社設立の流れも増えているため、投資環境もより良い状態に改善されつつあると言えるでしょう。まだまだタイ経済から目が離せません。
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株式会社東京コンサルティングファーム
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岩城怜佳
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