ラオス産業

お世話になっております。
TCFタイ兼ラオスの高橋です。

今週は、ラオスの産業に関して記載していきたいと思います。

【GDP構成比】(単位:%)

出所:StatistaよりTCF作成

■縫製業
一昔前、縫製業といえば中国の手工業産業の代名詞でしたが、今では中国での平均的人件費も高騰し、インドやベトナム、さらにそれらの周辺国に外国投資の手が広がっていきました。製造業全般で、ラオスの人件費はベトナムを下回りますが、人材の供給数という面ではベトナムに劣っています。
結果的に、既にタイに生産拠点を持つ縫製業が、工程の中で労働集約的な部分だけをタイ語の通じるラオスに移し、完成品は改善された陸路を通してタイ側で引き取るという、限定的な形での外国投資のパターンが出来上がりました。
ただラオスでは、こうした大規模な縫製工場が一部、特恵関税制度の恩恵を受けて輸出産業として成り立つ一方、少数民族を含め、家内手工業的な生産形態から質の高い布製品が織られている点も見逃せません。例えば、ラオスシルクとして知られるシルク織物も、こうした生産方法によっています。

■農業、農産品加工業
ラオスは米を筆頭に、とうもろこし、いも、野菜などを主に自家消費用に生産する農業国ですが、商品作物としては緑豆、大豆、落花生、タバコ、綿、さとうきび、コーヒー、茶などを生産しています。特に南部チャンパサック県のボロゲン高原では、キャベツ、コーヒー、ジャガイモなどが大掛かりに商業栽培されています。
このうちキャベツなど野菜は、ラオスの有機栽培が付加価値となり、隣国タイなどにプレミアム付きの価格で売られています。またコーヒーは、約100年前に旧宗主国フランスが導入したもので、気候に適して小農家に綿々と受け継がれ、今では高品質な「ラオスコーヒー」として世界中に輸出されています。
コーヒーは最終消費者(コーヒーショップの客など)に届くまでの経路が長く、最終価格のごく一部しか農家の手に渡らないことから、欧州を中心に展開されているフェアトレード運動によって農家へより多くの収益が還元されることが期待されている分野でもあります。

以上、弊社ではラオスビジネスにおいて進出サポートから設立後業務まで一貫してサポート可能でございます。
何かご質問等ありましたら、ご連絡頂ければと存じます。

 

 

 

 

株式会社東京コンサルティングファーム タイ拠点

髙橋周平

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2019-10-23

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