タイ国内での外貨利用について

 

皆さま、こんにちは。タイの安藤です。
今回は、「タイ国内で外貨利用できるのか」についてです。

 

タイの通貨は「バーツ」です。
なので、基本的にビジネスでの取引で利用される通貨は、「バーツ」となります。

ですが、時々「バーツ以外の通貨」つまり「外貨」での取引をしたいという企業様がいらっしゃいます。

これは可能なのか?

請求書やPOについては、通常外貨での発行も可能です。
そのため、外貨で発行されていれば外貨での支払いも可能です。

 

しかし、Tax Invoiceに関しては、歳入局の承認を得ている場合を除き、原則「バーツ」での発行となります。

例えば、自社(発行)→A社(支払い義務)の場合、
自分の会社が歳入局から承認を得ているかどうか、事前に知っておく必要があります。
もし承認が下りていなければ、自分の会社からTax Invoiceはバーツでの発行しかできません。

 

しかし、A社が歳入局から承認を得ている場合、A社はTax Invoiceも含めほとんどの請求を外貨で発行することができます。

したがって、自分の会社とA社との取引があった場合、
・どちらが請求するか
・請求側が歳入局から承認を得ているのか
これらがポイントになってくるかと思います。

 

今回は以上といたします。
今週も読んでいただき、誠に有難うございます。
本ブログがご活躍される駐在員の皆様、および今後進出をお考えの皆様の一助となれば幸いです。
次回もどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

株式会社東京コンサルティングファーム  タイ拠点
安藤 朋美

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

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2019-10-23

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