
こんにちは。TCFタイ法人の岩城です。
日系企業に対するタイ人の人材紹介を行っている弊社ですが、今回はタイ人にまつわるテーマをお送りいたします。
「ほほえみの国タイ」。このフレーズを皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。しかし、タイには実のところ13種類ものほほえみがあるのです。
- ≪イム・ターン・ナムター≫=とっても幸せ、だから泣いていると言った類のほほえみ。
- ≪イム・タック・ターイ≫=あまりよく知らない人への丁寧なほほえみ。
- ≪イム・チューンチョム≫=「あなたはすばらしい」といった類のほほえみ。
- ≪フアン・イム≫=「冗談が面白くなくても笑わなければいけない」類のほほえみ。
- ≪イム・ミー・レッサナイ≫=心の中にある悪意を隠すほほえみ。
- ≪イム・ヨー≫=からかい、または「だからそういったでしょ」といった類のほほえみ。
- ≪イム・イエーイエー≫=「事の善悪は分かっている。でも覆水盆に返らずだから、嘆いても仕方がないでしょ」といった類のほほえみ。
- ≪イム・サオ≫=悲しみを表すほほえみ。
- ≪イム・ヘン≫=「ドライ」なほほえみ。あなたに借金しているのは分かっているが、返すお金がない」といった類のほほえみ。
- ≪イム・タック・ターン≫=「あなたの意見には賛同できない」といった類のほほえみ。あるいは、「どうぞ提案してください。でもあなたの考えはよくない」といった類のほほえみ。
- ≪イム・チュアチュアン≫=「私の勝ちだ」といった類のほほえみで、敗者に向けてなされる。
- ≪イム・スー≫=「勝ち目のない闘いに直面したとき」のほほえみ。
- ≪イム・マイオーク≫=「笑おうとするけれど顔がこわばってしまうほほえみ。
※ヘンリー・ホームズ、スチャーダー・タントンタウィー(2000)『タイ人と働く―ヒエラルキー社会と気配りの世界』めこん社より引用
何か困った状況の中でその場を和ませ、人間関係に亀裂を生じさせずに平穏に済ませようとするタイ人の行動様式から生まれた文化です。
このような側面からもタイ人の穏やかな国民性が現れているのかもしれません。
弊社は日系企業の皆様への人材紹介に関するご相談も承っております。
どうぞお気兼ねなくご連絡くださいませ。