
皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループタイ拠点の高土 歩夢です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「商号登録及び社名変更」についてお話していこうと思います。
目次
【商号登録及び社名変更について】
商号登録の際の注意点
商号を予約登録する際に、留意すべき点は以下の通りです。
・同一商号や類似商号の使用不可
・記号、符号、ローマ数字を有する名称の使用不可
・王族の名称や、政府機関名と錯覚させる名称の使用不可(※許可のある場合を除く)
・タイの国名を付ける場合は括弧付けが必要(※(例)◯◯◯◯◯ (THAILAND))
・Ltd.やCo.,Ltd.の明記が必要
商号予約には、タイ語と英語の併記で予約が必要となり、予約された商号は30日間有効です。
当該期間中に基本定款の登記が必要となります。なお、有効期限を超える場合は、再度予約が必要となります。
会社名変更の注意点
会社名の変更は、定款の変更手続きとなるため、特別決議による株主総会の開催が必要になります。
従来の株主総会では、開催日の14日前までに、新聞公告の掲載と、各株主に招集通知を出す必要がありましたが、2023年の法改正により、新聞公告については、
①無記名式を発行していない会社
②付属定款上で新聞公告の明記がない会社
であれば、新聞公告を行う必要はありません。
その他、会社によっては、付属定款上で、株主総会前に取締役会を実施するという規定を設けているケースもあるため、どのようなルールになっているのか、事前に付属定款を確認する必要があります。
株主総会の開催後は、申請書類を用意して各局に提出する流れとなりますが、下記①②③については、総会日から14日以内に申請を完了させる必要があります。
①商務省(DBD)への提出:新しい名前にてAffidavitが発行されます。
②歳入局(RD)への提出:新しいAffidavitの取得後になります。
③社会保障局(SSO)への提出:新しいAffidavitの取得後になります。
④銀行への資料提出:銀行それぞれのレギュレーションがありますので事前の確認が必要になります。
場合によっては銀行サイン権限者が 銀行担当官の面前で署名を求められる可能性もございます。
⑤労働局への提出:労働許可証の会社名の修正登録を行います。
⑥BOIへの提出(もしあれば):BOIへの提出後約30日~45日間、変更が受理されるのに時間を要します。
注)新しい名前でのInvoiceの発行についてRDへの書類提出から15日後から可能になります。それまでは旧名称での発行になります。
弊社では、法務的なサポートやご相談も多数いただいておりますので、何かございましたらご相談下さい。
この記事に対するご質問・その他タイに関する情報へのご質問等がございましたら
お気軽にお問い合わせください。
※画像クリックでお問い合わせページへ移動します
【PR】海外最新ビジネス情報サイト「Wiki Investment」
※画像クリックでWiki Investmentページへ移動します
進出予定の国、進出している国の情報本当に分かっていますか?
進出してビジネスを成功させるためには、
その国の知識や実情を理解しておくことが必須となってきます。
しかし、情報が溢れかえっている社会ではどれが本当に信頼できる情報なのか?が
重要になる要素かと私は思います。
そんな「信頼できる情報」をまとめたサイトがあれば、どれだけ楽に情報収集ができるだろう…
その思いから作成したサイトが「Wiki Investment」です!!
弊社東京コンサルティンググループは海外20カ国超に拠点を有しており、
その現地駐在員が最新情報を「Wiki Investment」にまとめています。
【Wiki Investmentで何ができる?】
・現地駐在員が毎週ホットな情報を更新するNews update
・現地に滞在する方からご質問頂く、
より実務に沿った内容が記載されているQ&A集
・当社が出版している海外実務本をデータベース化したTCG書籍
などの新機能も追加しました!
経営者・幹部層の方におススメしたい【全ての経営者へ贈るTCGブログ】
※画像クリックで「TCGブログ」ページへ移動します
会社経営や部下のマネジメントをしていると、様々なお悩みって出てきませんか?
・どうしたら、会社は良くなっていくんだろう・・・
・部下が育ってくれるにはどうしたらいいんだろう・・・
そういったお悩みをもつ経営層の皆様におススメしているブログがございます。
コンサルティングファームとして、これまで多くの企業様と関わり、
課題を解決してきたコンサルタント達による
経営課題や悩みについて解説したブログを無料公開しております。
もっと会社を良くしたい!、マネジメントについて学びたい!
そうお考えの皆様におススメのコンテンツとなりますので、ぜひご覧ください!
株式会社東京コンサルティングファーム タイ拠点
高土 歩夢
※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。
該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。