フィリピンにおける社会保障政策

労務

皆さん、こんにちは。

フィリピン・マニラの近石です。

 

 

今週も皆様から寄せられたご質問にお答えしていきます

 

質問)

フィリピンは最近著しい経済成長を遂げていますが、それとは対照的に貧困層の割合が他国に比べ高いように感じます。フィリピンの現在の社会保障体制と、日本との体制の違いを教えて頂けないでしょうか。

 

回答)

フィリピンにおける社会保障制度は、社会保険制度(Social Security System)、

健康保険公社(Philippine Health Insurance Corporation(PHIC):フィルヘルス)、

持家促進相互基金(Home Development Mutual Fund(HDMF):通称Pag-IBIG)の3つから

成り立っています。

 

SSSは民間企業などで勤務するものを対象にした、年金制度であるのに対して、

公務員に対しては、公務員社会保険基金(Government Service Insurance System:GSIS)

があります。このほか、軍人、警察関係者等職域別に個別の年金制度が存在しているのが

現状です。

 

日本との違いといたしましては、日本における介護保険及び

雇用(失業)保険が存在しないことが挙げられます。

 

著しい経済発展とは対照的に、貧困層に対してどのような取り組みをしていくのか、

そのために必要な社会保障体制は今のままでいいのか、

それとも更なる拡充を行っていくのか、今後この国の発展に

注目していくとともに、社会福祉の面でも注目していく必要があります。

 

 

今週は以上となります。

 

弊社では、フィリピン進出から進出後の会計、税務、人事および労務まで

すべて対応しております。

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東京コンサルティングファーム

フィリピン国 マニラ駐在員

近石 侑基

 

 

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