フィリピンの給与支払い体制

労務

皆さん、こんにちは。

フィリピン・マニラの近石です。

 

 

今週も皆様から寄せられたご質問にお答えしていきます。

 

質問)

日本からフィリピンへ進出し、事業規模のさらなる拡大をしていきたいと考えています。そこでご質問があるのですが、現地のローカルスタッフを雇う場合、日本との最も顕著な違いは何でしょうか。

 

回答)

最も大きな違いは、給与の支払い回数です。

 

日本では給与の支払いは、通常月に一度です。

フィリピンでは違います。

 

フィリピンでの給与の支払いは月に二度あります。

 

これには、様々な理由が考えられるのですが、大きな理由としましては、

フィリピン人の国民性にあると考えられます。

 

フィリピン人は給与が出ると、その日のうちに支払われた給与のほとんどを使ってしまうのです。

なので、日本のように月に一度の給与支払いでは、月末に生活できない人が増えてしまうので、

国として管理していこうということで、月に二度の給与支払いの体制なりました。

 

給与が月に二度もらえることは、日本人にとってはうらやましく思うところですが、合計金額でいえば日本と同じになるので、どっちもどっちです。

 

ですが、貯蓄する習慣がないということは、銀行における融資などが難しくなり、企業や国の発展が難しいのではないか、と考える今日この頃です。

 

 

今週は以上となります。

 

弊社では、フィリピン進出から進出後の会計、税務、人事および労務まで

すべて対応しております。

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東京コンサルティングファーム

フィリピン国 マニラ駐在員

近石 侑基

 

 

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