ミンガラーバー、
ヤンゴン事務所の鶴見令奈(つるみ れな)です。
ミャンマー商業省は11月30日、自動車輸入規制の変更を発表し、2017年1月1日から適用するとしました。この新方針により、個人ライセンスでは左ハンドル車のみ許可されることになりました。
ミャンマーでは道路を走っている車の9割が日本車とも言われ、多くは中古車です。ミャンマーは右側通行にも関わらず、右ハンドルのままであり、危険性が指摘されてきました。
2017年の輸入車の年式規制では、今後輸入される車は、老朽化した車の代替やスクラップ車として委託販売システムで輸入される車は2011年から2014年に製造された自動車、
個人ライセンスでは左ハンドルでかつ2015年以降の年式の自動車に限るとされています。
本方針に関して、輸入業者や販売業者からは批判が相次いでいるようです。
12月2日付のミャンマー・タイムズにおいて自動車販売業者は、「自動車の価格は上がり、富裕層しか自動車を買えなくなるだろう」「新政策は韓国製や中国製の自動車の販売に追い風になるが、それらは日本製の中古車より質が悪い。政府は富裕層でない人々にも低価格で車を買えるようにするべきだ」と批判しています。
従来の政策に則って輸入ができるのは12月23日までで、24日以降は1月1日まで輸入許可を申請することはできません。
年の瀬になりました。
よいお年をお迎えください。
Tokyo Consulting Firm Co., Ltd (ミャンマー)
鶴見 令奈
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