電子インボイス導入について②導入スケジュール

皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループマレーシア拠点の飯島 淳です!

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

さて、今回は「電子インボイス導入について②導入スケジュール」についてお話していこうと思います。

 

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目次

電子インボイス導入について導入スケジュール

今年の8月より導入されます電子インボイスについて、マレーシアにて導入されるフレームワークは”Peppol”です。
世界的最も使用されている電子請求書のフレームワークで、欧米諸国、シンガポール、オーストラリア、シンガポール等の世界20カ国以上で使用されています。

電子インボイスの発行について、全納税者が利用可能な”My Invoice Portal”を使用するもしくは、
アプリケーションプログラムインターフェース(API)による企業システムとの連携によって行います。

主な会計ソフト/ERP
SAP, ORACLE, IBM, SQL, ACCOUNTING, SAGE, abss, xero

「My Invocie Portal 」

・全納税者が自由に利用可能。
・統一フォーマットでの個別作成、複数の場合はスプレッドシートをアップロードすることで一括処理可。
・中小企業向け
・API接続ができない企業を想定。

(注意点)
データ量の多い場合効率が悪い。

「アプリケーションプログラムインターフェース(API)」

・APIで会社システムとMy Invocieシステムを連携して直接データのやり取りを行える。
・大規模な納税者や取引の多い企業に適している

(注意点)
・技術への先行投資と既存会計システムの調整が必須

電子インボイス発行の流れ

①電子インボイスの発行に
販売、取引が行われた場合、商品・サービスの提供者が電子インボイスを作成し、電子インボイスの検証・有効化のためMy Invoice Portal もしくはAPIにて内国歳入庁(IRB)と共有。

②電子インボイスの有効化

IRBの検証は即時に行われ、電子インボイスの必要基準を満たしていることを確認。
有効性が確認された後に、提供者はMy InvociePortalもしくは、APIを通じてIRBからの固有の識別番号を受け取ります。
識別番号にてIRBによる追跡が可能になります。
請求書の発行し直しの減少が期待される。

③電子インボイスの通知

IRBは電子インボイスの有効性が確認された段階で、サプライヤーとバイヤーの双方にMy Invoice Portal もしくはAPIを通じて通知を行います。

④電子インボイスの共有

有効性が確認されたら、提供者はバイヤーにQRコードが埋め込まれた電子インボイスを共有する義務があります。
QRコードによって、MyInovicePortal で電子インボイスの状況が確認できます。

⑤キャンセル・拒否

電子インボイスの発行に際して、72時間位にであれば、
・購買者による電子インボイスの拒否
・電子インボイスのキャンセル
(正当な請求拒否、キャンセル理由の添付が必要です)

⑥MyInovicePortalの作業

提供者、購買者はMyInovicePortal で電子インボイスの取引の概要を入手可能です。
(ただ、自社での取引情報の管理が原則です。)

※・提供者は収入の証明として、電子インボイスの発行が必要
※買い手側がで電子インボイスを必要としておらず、従来のインボイスを作成する場合は、提供者側が月次で連結取引請求書対応(Consolidates all reciepts/bills/invoices)をIRBへ提出する必要があります。
※購買者側が従来インボイスを使用しても、税務上の証憑とはなりません。

 

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株式会社東京コンサルティングファーム マレーシア拠点
飯島 淳


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