インド雇用ビザの取得について

法務

こんにちは。インド事業部の山本千恵です。

 

 

今回は、インド雇用ビザ取得について注意事項をお話したいと思います。

 

1年前に比べてインドで雇用ビザを取得するのは難しくなってきていると言われています。私も最近雇用ビザを取得しましたが、トータルで1カ月以上掛りました。必要書類も今年から増え、内容も細かくチェックをされます。

 

私が外国人だからということもありチェックが厳しかったという理由もあると思います。必要書類に対してインド大使館からの了承を得る為に何度も修正をしました。

 

雇用ビザを取得するのに必要な条件がいくつかあります。

 

DirectorManagerSenior等高いポジションであること

・専門性・技術がある人

・自分にしかできない専門性がある仕事であること

 

インドで働くには他の人(インド人)ではなくその人本人にしかできない仕事であることをアピールする必要があります。インドは外国人を雇用するのにやはりインドの為になる仕事をしてくれる人を受け入れたい意図があります。なので、高いポジションがある人を求めます。また、インフラ整備を課題としてあるインドでは技術の提供をしてくれる人材を求めています。

 

すごく極端なお話になりますが、インドビザセンターの担当官の人に余談話で聞いた話では、「あなたが料理人で、インドで日本料理を経営する為に雇用ビザが必要ならすぐ許可がおりる」と言われました。

 

要は、インド人には日本料理を作れる人はほとんどいないので、日本料理を伝える人は専門性がありインドの成長に必要な人材である。となり雇用ビザが取得できます。

 

インドとしては、インド人ができる仕事をわざわざ日本人を受け入れて日本人を雇用させるよりインド人を雇用してもらいインド人の雇用をしてほしいという考えがあります。

 

近年その雇用ビザの審査が厳しくなった理由として、今までがあまりにも審査が優しすぎたという理由もあるかもしれませんが、日本人があまりインドにとって活躍している場面が見受けられないという理由と世界的に日本人のレベルが他国に比べると劣っているという理由があると言われています。

 

雇用ビザを取得するにあたり、自分はその国で何ができ、何をしたいのか何をすべきなのかをしっかり考え行動することが大事だと思います。

関連記事

ページ上部へ戻る