こんにちは。Gurgaon事務所の仁井いずみ（ニイ）です。今週は実績の悪い社員への処遇についてです。
インドは毎年昇給する慣習が根付いています。最低インフレ率分は昇給させるという認識が強いため、それ以下の昇給をしてもいいのか、といったご質問を受けることもあります。
昇給率は会社の決定で行われるものであり、最低昇給率というものは当然ありません。
ポイントは、社員が与えられた役割を全うしているか、という視点で評価を下すことです。まずは各ポジションがすべきことを明確にすることが重要です。明らかに与えられたポジション以下の成果しか出せない社員に対しては、インフレ率以下の昇給率でも問題はありません。ただしインド人からすると低すぎる評価と捉えられる可能性があるため、退職されても問題ない場合に実行すると良いです。マネージャー以上は実績重視し、成績が悪い場合は昇給率0％とする企業もあります。
社員に昇給率を納得してもらうためには、公正な評価基準を作ることが効果的であり、それが社員に浸透している企業文化を作ることが重要です。
以上
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