個人で加入するPFについて

労務

インドでは高齢者が優遇されていると感じます。例えば銀行に行くと、シルバー専用の窓口があります。以前銀行へ行ったとき、シルバー専用窓口しか受け付けがおらず並んでいると、後ろから70代くらいの人がきて普通に割り込まれてしまいました。銀行員も「シルバー専用だから」といって取り合ってくれません。また、ケンタッキーで並んでいた時も、後ろの高齢者が肩をたたいてきて替わってくれと言ってきました。高齢者は優遇されて当然という文化になっているのだと感じます。日本でも高齢者を大事にする意識がもっと芽生えればと思います。私はケンタッキーの時は譲りませんでしたが……。

高齢者といえば、インドにも年金制度があります。PFといいます。一定の条件を満たしている会社はPFに加入する必要があります。掛け金は従業員、会社でそれぞれ12%負担が基本となります。逆に一定の条件を満たしていない場合はPFに加入する必要がありません。PFに加入したい従業員は、個人で加入するPFを利用することができます。従業員にとって掛け金は非課税となります。個人所得税をなるべくおさえたい従業員の中には、個人でPFに加入することで課税額をおさえる人もいます(会社でPFに入っていなければ)。インドでは個人所得税を自分で確定申告するためか、非課税枠を取ることに真剣に考えます。手段の一つとして個人で加入するPFをおすすめするのもいいかと思います。

インド駐在員 仁井

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