インドにおける物品サービス税(GST) GST登録の義務

税務

GST登録の義務

GST 登録の目的は、個人・法人問わず、すべてのGST 関連取引を紐づけることによって、企業の識別番号としての機能を果たし、ブラックマネーを排除し、税収を確保することです。そのため、インド国内に所在する企業は各州に所在する拠点ごとにGST 登録を行い、登録番号に従って請求書を発行、申告を行う必要があります。GST 番号については、納税番号(PAN)との整合を図るため、PAN と企業所在地等から構成されています。なお、ある一定の規模以下の小規模事業者については、GST 登録を行う義務がありません。
同一の企業で複数の登録を行う場合は、それぞれの登録地ごとに会計記帳を行い、帳簿を保管・申告する必要があります。
・ 会計期間における売上高が2 0 0 万ルピー未満(一部の州では100 万ルピー未満)…… GST 登録の義務なし
・ 会計期間における売上高が2 0 0 万ルピー以上(一部の州では100 万ルピー以上)…… GST 登録の義務あり
登録を行っていない企業からサービス等を受ける場合は、リバースチャージの適用の有無についての判定も必要となります。

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