~有給の設定方法について~

労務

皆さん、こんにちは。

デリー駐在員の武田です。

 本日の話題は、有給の設定方法についてです。

インドでは、有給の日数が、州ごとに異なっており、2つ以上に跨って拠点を持っている企業様においては、どのように対応すればいいのかが悩ましい部分になります。

この場合、どのようにして就業規則を運用すればいいのでしょうか。

対処方法としては、下記の3つの方法があります。

1.休暇については、州ごとに対応

EL、SL、CL及び合計日数全て州毎に変える。

メリット:人件費を最低限に抑える事ができる。

デメリット:運用が煩雑。HRの担当者の管理が重要となる。休暇の少ない州の従業員から文句が出る可能性がある。

2.休暇については、州ごとに対応

合計の休暇の日数は同じだが、EL、SL、CLの内訳は州毎に対応

メリット:HRの担当の負担が減る。従業員の文句が出にくい。

デメリット: 人件費がやや嵩む。

3.全ての州において規定は1つ

※正し、こちらの方法を運用する場合、最も多い州の休暇日数を適用しなければなりません。

メリット:運用が簡単。 従業員の不満がない。

デメリット: 人件費が嵩む。

本日は以上です。

Tokyo Consulting Firm Private Limited

デリーマネージャー

武田 麻利奈(たけだ まりな)

TEL: +91 9818956431 / E-MAIL: takeda.marina@tokyoconsultinggroup.com

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Private Limitedは、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る