こんにちは、ムンバイ・プネ駐在員の疋田です。
今回はMumbaiの新しい交通手段、Mumbai Metroについてお話したいと思います。
市の人口が1,200万を超え(東京都の人口に匹敵する)、近郊を含む都市圏地域人口は2,000万を超えるインド最大の都市Mumbaiでは、慢性的な交通渋滞、鉄道の混雑が大きな問題の一つとなっています。
Mumbaiへ初めてきた時は、扉のない電車に、人があふれんばかりに乗っているのを見て唖然としたものです。
そんなMumbaiでは、複数の交通インフラプロジェクトが進行していますが、その中の一つ、Mumbai Metroの開業についてニュースが入ってきました。
Mumbai Metroは、現在Mumbaiの北側においてPhase 1の工事が進められていますが、Maharashtra Dayである5月1日にVersova car depot からAzad Nagarまでの区間で試運転が行われ、来る9月にも初めの一歩として一部が開業予定となっています。
商都Mumbaiは、有名なボンベイ証券取引所を始め多くの金融機関が本部をおく南部のFort地区を中心に発展してきましたが、現在、土地の不足、またそれに伴う地価の高騰により、北部に拠点を置く企業が増え、北部の開発が盛んになっています。
最近ではSea Link(北と南を結ぶ橋)より北側のBandra Kurla Complex及びAndheri地域に拠点をおく日系企業も増えています。
今回のMetro1も、この北側の地域を東西に結ぶ形で建設が進められており、現在新ターミナル建設中の空港へもアクセスが予定されています。
このMetroの開業もひとつのきっかけとして、今後ますますMumbai北部の開発・発展が加速することが予想されます。
しかしながら、あまり進展がみえない駅の工事現場を見る限り、本当に9月に開業できるのかどうかアヤシイところではあります。
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