目標管理制度の効果的な運用方法⑦

こんにちは。インド人事労務コンサルタントの仁井いずみです。今週は目標管理制度運用を成功させるStep8をご紹介します。

 

【目標管理制度運用を成功させるStep】

Step1:バランススコアカード(BSC)の視点で会社目標を網羅する

Step2:各目標に対して達成度を測る指標を設ける(KPIの設定)

Step3:指標に対して今期の目標数字を決定する

Step4:決定した目標/KPI/目標数字を担当部署へ振り分ける

Step5:各部署でさらにKPIをブレークダウンできるかどうか確認しKPIを追加する

Step6:各部署のアクションプランを決定する

Step7:アクションブランの責任分担を決定する

Step8:定期的(毎月/四半期/半期など)にアクションプランをレビューする

 

<Step8:定期的(毎月/四半期/半期など)にアクションプランをレビューする>

 次に設定したアクションプランを定期的に検証することが求められます。プラン倒れを避け、不適切なアクションプランをリバイスするためです。KPIと目標数字は会社の決定であるため変更不可能です。目標達成に向けて行動を変えることが重要です。またレビューの中でぜひ行っていただきたいことは、評価点数の定義を落とし込むことです。一般的に評価点数は5~1点であり、3とは与えられた業務が達成できた(Meet Expectation)となります。つまり目標数字100%達成して3となります。普通の社員は100%=3と考える傾向にあるため、100%は3、大幅な達成率+付加価値を付けて5といったように、評価点数の意味を伝えることを継続しておくと年度末に実施する評価の際に社員からの交渉を軽減することも可能です。

 

 つまり、バランススコアカードの考えで目標の抜け漏れを確認し、目標に対してKPIと目標を設定、アクションプランを社員と設定し、アクションプランを定期的に確認することで、会社目標達成に向けた行動を促すことができます。インドのような日本とは異なる文化を背景に持つ外国人社員を管理する場合には効率の良い目標管理制度の運用が求められます。

 

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