会計年度の変更について

会計

皆様 こんにちは

インドムンバイ駐在員の谷川です。

モンスーンが続き、部屋中にカビが生えないか心配なこの頃です。。(笑)

さて、今週もお客様から寄せられた様々な質問にお答えしていきます。

 

Q: インドの会計年度が4月初め3月末終わりではなく、1月初め12月終わりに変更されると聞きましたが本当でしょうか?

 

A: はい、現在インド政府内で議題に上がっていますが、まだ施行のめどは立っていません。財務省のArjun Jaitley氏の議会での発言によると2018年から変更とのうわさがありましたが、GSTが導入され、その対応に追われていることもあり、来年度からの変更の可能性は低いと考えられます。その中で唯一、マディヤ・プラデーシュ(インド中央部の州)は2018年度より会計年度が1月1日-12月31日へと変更する事が決まっています。

そもそも、なぜ会計年度が変更となるのでしょうか?1867年にインドはイギリスのそれに沿う形で会計年度を4月1日-3月31日と定めましたが、次期モンスーンの予想と政府の予算案時期が異なっている、中国やヨーロッパ諸国等の会計年度と異なる等々の理由からモディ首相はGSTの次なる変革となりうる会計年度の変更を提案しました。

この会計年度の変更、次のインド予算案(2018年2月)で2019年1月1日から変更となる話も出ています。今後の動向を追っていきたいところです。

 

今週は以上となります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

東京コンサルティングファーム

谷川 千裕

 

 

 

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