新幹線

皆さん、こんにちは。三月よりムンバイオフィスに赴任致します渡部です。

さて、日本とインド両政府が、インド国内の高速鉄道整備事業に日本の新幹線技術を採用することで合意する見通しになるとニュースに出ていました。日本の新幹線は、開業以来、走行中の事故による乗客の死者がゼロという素晴らしい実績を積み上げています。一見、例えば新幹線の技術力は最高速度300km/hのように、最高速度で測定されがちですが、何より走行中の事故がない、安全運行システムこそ最大の測定だと思います。

現在、経済大国になった中国では、安全な運行システムを無視した、表面的に作り上げた技術力のみの新幹線を作り上げました。その結果が、死者40人の大惨事を引き起こす事故を生み出してしまいました。

この新幹線の輸出と同時に、日本は安全運行システムの大切さを唱える必要があり、速度と安全を兼ね備えた日本のコアコンピタンスを、利益に変化させる仕組みを上手に作りあげるべきだと感じます。

インドにおいても、表面上の技術力のみに惑わされず、安全運行システムの構築を目指していただきたい。

以上

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