プネの魅力  鈴木理恵

弊社には、現在、グルガオン・チェンナイ・バンガロール・プネ・ムンバイとそれぞれ拠点があります。

その中でも、プネはムンバイと同じマハラシュトラ州にある都市なのですが、日本でもその名前の知名度は低いのではないでしょうか。

 

ただ、プネに実際に行って駐在している方の話を聞くと、なかなか評判はいいものです。

1.緑が多い

 背の高い木が道路際や町中に多く植えられているので、緑が多い環境です。

2.親切な人が多い

 比較的インドの方は友好的と言われますが、

 特にプネでは近所の方・仕事で会う方でも家族のように迎え入れてくれる方が多いように思います。

3.それほど暑くない

 もちろん今の時期は暑いですが、 

 高原(標高600700m)なので、風が定期的に吹いているのと、暑さも2か月ほどで終えるようです。

 インドの軽井沢と言われているとか

4.治安も比較的良い

 ある方によると、デリの人と比べて人々の目つきが優しいという話も。

5.おいしいレストランが結構ある

 欧米系の駐在員の方が多いので、そのような方が好まれるレストランが結構あります。

6.ムンバイまでの高速がある。(およそ34時間)

 バスや列車での移動でも可能です。

 バス会社の高速バスも片道300Rs程でチケットが買え、

 座席も長距離移動用に後頭部部分にクッションがあったり、

 足が伸ばせるようになっていたり、なかなか快適に移動できます。

 列車もファーストクラスやセカンドクラスのクーラー付き(500~700Rs)のものを選ぶと、

 それなりに快適な移動ができます。

 席によっては、コンセントも使えるので、仕事をしながらの移動も可能です。

 ただホームはローカルの雰囲気がたっぷりなので、スーツ姿の日本人が行くと少し浮きます。

 


日系企業の進出数は50社弱とまだ少なく、どちらかというと先にプネの魅力に気がついている欧米企業に先を越されているといった印象があります。

 ただその分自動車・自動車部品系の欧米企業をターゲットにしたビジネスも考えられますし、他にもIT・製薬関連など盛んなビジネスは様々です。

ナシク・オーランガバードといった産業の拠点もマハラシュトラ州にあるため、今後の発展に大いに期待できる地域です。

また日系企業の大きな投資がそれほどまだされていない地域なので、いざプネに大きな投資をするとなればプネ自治体も大いに歓迎してくれることが予想されます。

西インド、これから大いに盛り上がりが期待される場所です。

プネの夕日です。

 

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