インドやインド周辺国における現地スタッフの認知欲の生かし方について

皆さん、こんにちは。

インド及びインド周辺国統括の小谷野勝幸です。

 

2014年1月

 

バングラデシュにて国政選挙が行われました。

この選挙に合わせ暴動や政治的抗議活動(ホルタル)が激しくなり

日本人が多く住む地域でも投石や車両が炎上していました。

 

私は、バングラデシュのダッカに出張中となりますが、

1月に終了した国政選挙に引き続き、現在地方選挙が

毎月70-90回ほど全国で開催されています。

 

日本人もそうですが、選挙において選挙者の認知度は当選に

大きく影響を与え、国民も有名だからよく見る顔だからという

理由で投票することもあるそうです。

 

そもそもインドや周辺国の駐在員の方々はご存じだと思いますが、

日本の様に討論やその主張内容を伝達するインフラが十分にありませんので。

 

私自身の海外生活はすでに計4年半となりますが、海外に出ると日本人より

現地スタッフから強い認知欲を求められていることを感じます。

 

やはり、日本人と比較し特に家族や友人との時間を大切にする方も多く、

会社での自慢話を話題にすることも非常に多いとの事です(社内談)。

 

加えて、その認知欲の一環として昇給や昇格が一般的なものと

知られていますね。

 

インドの様に日系企業において年収額(CTC)の12%を平均昇給率として

記録する国も少なくありません。しかしながら、企業として経営者として

社員の認知欲を満たすために昇給や昇格ばかりを実行することはできません。

 

いわゆるアメと鞭の関係で、アメを一個舐め終わるとより大きい飴や

欲しがる回数が増えてしまい、長期的視点では経営者側が望んだ効果を

得ることができないということです。

 

一方で、そういった費用をかける手法ではなく、弊社が導入している

「承認の輪」というアクティビティーを生かすこともできます。

「承認の輪」についてご存じだと思いますが、下記定義となります。

目を見つめ、人に感謝の意を誠実に告げること。

誕生日イベントの場合等に行い、自分が本当に必要とされていると

他者に伝えてもらうことによって、自分は認められていると感じ、

心が満たされる。

 

これを弊社では、ビジネス機会においておこなっています。

ここまでが、第一ステップであり、最後が承認で完了するため

承認された相手が満足感を持ち終わるが特徴です。

 

加えて、承認の輪から「承認の階段」へ発展させることが第二ステップとなります。

 

「承認の階段」

承認を行う。

承認の場の確保(ここまでが承認の輪)

今後承認を得たい目標の誓約(アファーメーションと提案練習)

達成への承認(達成途中でも承認を行う)

達成に応じた評価(生産性改善から収益率機会の拡張)

 

次回は、この「承認の階段」についてより具体的に紹介をしていきます。

 

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東京コンサルティングファーム

インド国 取締役

小谷野 勝幸

 

 

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