私から見たインド人、インド人から見た私

皆さんこんにちは。グルガオンオフィスの中道です。
インドにきて初めての週末を迎えています。毎日何か発見があります。

今日は、世界遺産「クトゥブ・ミナール」へ行ってきました。なんでもサルタナット朝の創始者が勝利の記念碑として建造したものだそうです。礼堂(モスク)には一部大理石が使用され、大きな塔(ミナレット)は時を知らせる役割なんだとか。72.5メートルの大きな塔は落雷や地震の影響で再建され、1200年頃に建てられた当時は100メートル以上だったと言われています。そんな昔にこんな塔を建てる技術があったなんて、すごいの一言です。さて、モスクでピンときた方も多いでしょうが、こちらはイスラム教の建造物なのです。よって偶像は一切ありません。今となってはヒンドゥー教がメインのこの国でインド人観光客が大量に溢れています。

タージマハルもそうですが、大量のインド人がインド国内で観光するので、このような有名建造物は相変わらずインド人で溢れています。別の州から来ているのかと思いがちですが、近所の人でもわりと何回でも来るそうです。ちなみにインド人なら10ルピー、外国人は250ルピーです。日本の感覚からいえば、観光地をこれだけ料金差別化するのは珍しいですが、日本のように万人に対して高くお金を取るより良いかもしれませんね。
東京に住んでいると東京タワーに何回も上りに行くことなんてないですが、国民であるが故に安いというのが理由の一つでしょう。東京タワーも都民が半額以下であればあのように混むのでしょうか。

さて、観光地を歩くと、日本人女性はめずらしいのかじっと見られます。浅黒い肌に白いぱっちりおめめで真顔でじっと見られるのはまだ慣れません。派手なサリーのお嬢様方に比べれば私のデニムとダウンは地味だと思うのですが、今日は二回写真を撮ってと言われました。家族写真なのに私が入って良かったのでしょうか。とにかく日本人で女性はめずらしいのですね。

インド人はとにかく自分の国が大好きな様子で、インドはどう?と訊かれ、褒めるとかなり満足気です。インド人に再び生まれ変わるとしたらインド人として生まれたいか?と訊くと、質問に対して、なんと88%の人がYESと回答しているという統計もあります。インド人は一番優れた人種で世界ナンバーワンの国がインドであると自信を持っています。それは日々の仕事においても非常に自分たちの発言や行動に自信を持っており、ときにそれがやらないという決断やルールを違反している行動においても自信があるのです。そして、指摘は必ず言い訳をつらねて開き直ります。正しくは開き直っているように見えてしまうのです。

インド人としか仕事をしたことがないインド人にはそれが普通なのですからそこは教育が必要です。その点多国籍の人と仕事をしていたインド人リーダーが諭してくれたりするのでとても助かっています。日本人の言うことと同じインド人の言うこととでは信用度の違いも感じます。

日本人とはやはり大きく違うなと毎日感じる日々です。世界でたくましく生きていく強さは確実に備えていると言えるでしょう。そんな彼らを日本企業の鏡となる人材にするべく、毎日毎日粘り強く教育したところ、日本のスタイルを受け入れてくれるようになりました。前回ブログでご紹介した掃除も何も言わなくても行ってくれるようになりました。これからも毎日彼らと向き合っていきたいと思います。

以上

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