皆さん、こんにちは。
デリー駐在員の武田です。
さて本日の話題は、ボーナスの支払についてです。よくお客様から、ボーナスの支払いは、義務ですかというご質問を頂きます。それにちなみ今回は、賞与についてご説明致します。ちなみに、ボーナスの支払いについての詳細は、Payment of Bonus Act, 1965に記載されています。
ボーナスの支払いについては、以下の条件を満たす場合、企業側に従業員への支払いの義務が発生します。
- 会計期間中に1日でも20名以上の労働者を雇用するすべての工場
- 設立5年以上の企業
- 利益が発生している事
具体的な対象者と支払い額は以下となります。
対象となる従業員:月額21,000 INR以下
支払金額:従業員のCTCの8.33%
正し、上記のボーナス以外にDiwaliや昇給のタイミングで賞与を支払っている場合、支払が必要とされる8.33%から別の際に支給している分を差し引いても問題ありません。最低限として、CTCの8.33%のボーナスの支給が必要とされます。
設立後、年数が経って支給が義務づけられる制度です。これを遵守しなかった場合、6ヵ月以下の懲役もしくは、1,000 INR以下の罰金、または、その両方が適用される事となります。
気付かぬ内に対象になっていたという事が無いよう、また、会計処理にも賞与引当金の計上が必要になりますので、準備は怠らないようにお願い致します。
本日は以上です。
東京コンサルティングファーム
武田 麻利奈
※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Private Limitedは、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承ください。