インド旧刑法の法律改正


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東京コンサルティンググループインド拠点の長山毅大です!

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

さて、今回は「インド旧刑法の法律改正」についてお話していこうと思います。

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インド旧刑法の法律改正

2023年12月25日にインド政府から旧刑法に関して法律の改正の条文が発表されました。

またこれらの新しい法律は2024年7月1日から施行されています。

今回の法改正はBharatiya Nyaya Sanhitaという法律で旧刑法の改正となります。

主な改正点は下記になります。

警察拘留の延長

警察による拘留期間が従来の15日から60日に延長され、特別な場合には最大90日まで延長

・法的規定

国家の安全を脅かす犯罪の範囲を目的に暴徒によるリンチに対する厳罰化

上記改正点に関して、インド人民党(BJP)は新法を「脱植民地化への一歩」と述べました。これはイギリスがインドを植民地にしていた時代の刑法からの脱却であり、インド独自の法律の制定を意味しています。

一方、非政府組織の全インド弁護士協会(AILAJ)は、新法の多くの条項が「植民地勢力によって導入された権力を強化する」と述べています。

またこの法律の改正に関して警察権力の増大や人権侵害のリスクはあると一部の評論家は危惧しています。

とはいえ今後の国の発展及び向上に向けて、過去の歴史に基づいた法律に関して実際に議論が行われた事実と改正が行われたことは前向きに考え、今後の動向を留意していくことが必要かと思います。

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