皆さん、こんにちは。
インド・ムンバイオフィスの渡部です。
さて、もう四月に入ります。桜も咲いて外出したくなる季節ですが、今回はちょっと怖いニュースを取り上げます。
日本でも話題になりましたが、微小粒子状物質PM2.5はご存知でしょうか。この粒子は主に大気汚染の原因物質でもあり、喘息や気管支炎、発がん性物質でもあります。
日本のニュースでは、日本に関係してくる国、中国・北京の大気汚染のPM2.5が飛来してきますため、そちらに焦点を当ててしまいます。しかし、現実的には、インドも大変深刻な状態です。私自身住んでみてわかることなのですが、なんでも燃やし、そして砂埃を撒き散らす光景をよく見かけます。そして何よりも、自動車の量が急増していることです。もちろん車が急増しているから、PM2.5が大量に発生しているのかといいますと一概にそうとは言えないと思いますが、自動車自体が日本のようなエコカーは、ほとんど走っていなく、ディーゼル車や昔、日本で走っていた中古の自動車ばかりが目にとまります。実際にPM2.5の濃度自体が中国・北京では、年平均1平方メートルあたりの109マイクログラムに対して、インド・デリーでは、259マイクログラムという突出した数字が際立っており、このような調査結果がエール大学等でも発表されております。
今、インドの環境団体が「政府は対策急務」というスローガンを掲げ、政策を打ち出すように働きかけていますが、果たして政府がこの現実に対して動くのかどうか、インドに住む住人として、これから注視していきたいと思います。
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