速報!2021年のブラジルの最低賃金

労務

こんにちは。
東京コンサルティングファーム・ブラジルの田村彩紀です。

今週は、2021年のブラジルの最低賃金(速報版)についてお伝えさせていただきます。

 

2020年12月30日、2021年の最低賃金(salário mínimo)について、ボルソナーロ大統領が暫定措置(medida provisória [MP])の内容に承認の署名を行うことが発表されました。
https://economia.uol.com.br/noticias/redacao/2020/12/30/bolsonaro-anuncia-mp-que-preve-salario-minimo-de-r-1100-para-2021.htm

ブラジルの2021年の最低賃金は、1,100BRLと前年比5.26%上昇いたしました。日本円に換算すると、約22,000円 [1BRL = 20 JPY] となります。
2012年以降の最低賃金の変動は以下となります。

2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021
最低賃金額 622 678 724 788 880 937 954 998 1,045 1,100
上昇率 9.00% 6.78% 8.84% 11.68% 6.48% 1.81% 4.61% 4.71% 5.26%

 

その年の最低賃金を定める判断材料として、消費者物価指数(INPC: Índice Nacional de Preço ao Consumidor)というのがございます。
こちらの指標も併せて、先ほどの最低賃金の表を新たに記載いたします。

2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
最低賃金額 622 678 724 788 880 937 954 998 1,045
上昇率 9.00% 6.78% 8.84% 11.68% 6.48% 1.81% 4.61% 4.71%
INPC 6.1978 5.5627 6.2283 11.2762 6.5800 2.0669 3.4340 4.4816 3.93001

5.19792

※1: 2020年1月から11月の11か月分のデータの累積となります。
※2: 2019年12月から2020年11月の12か月分のデータの累積となります。

https://www3.bcb.gov.br/CALCIDADAO/publico/corrigirPorIndice.do?method=corrigirPorIndice

 

該当年を基準とした場合、その前年の消費者物価指数が、該当年の最低賃金の上昇率に影響するということになります。
例えば、2016年の最低賃金の上昇率は、11.68%となっておりますが、これは、前年である、2015年の消費者物価指数、11.2762が影響しているということになります。

近年の物価上昇率の影響もあり、2019年、2020年、2021年の3年間は、最低賃金の上昇率が上がっております。

 

最低賃金をどのように従業員の給与に考慮するかという点ですが、金額そのものではなく、上昇率を考慮して、従業員の昇給の率を定める会社が多いと考えられます。
ただし、ブラジルでは、一度設定した給与を下げることはできない為、昇給を考える際は慎重に行う必要がございます。

また、所属する組合に応じて、昇給する金額が定められているケースが多く、3月頃に、地域別・業種別の最低賃金が州で発表されますので、ご興味のある方は、改めてご確認いただけると幸いです。

 

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お読みくださりありがとうございます。
ご参考にしていただければ幸いです。


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株式会社東京コンサルティングファーム・ブラジル拠点
田村彩紀

 

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