こんにちは。 東京コンサルティングファーム ブラジル駐在員の金内です。
今週はブラジル労務について記載いたします。
前回に引き続き、就業規則、HRポリシーについて記載します。
今回は、等級表及び役職表(GRADE E ESCALA / GRADE AND SCALE)について書いていきます。
等級表及び役職表を明確に規定し共有することは、従業員にとって自分のポジションを理解し、全体の位置づけを理解するうえで非常に重要です。本来は各職階に応じた人事評価制度があり、紐づけされていることが望ましいですが、人事評価制度の構築には個別の対応が必要となりますので、企業の成熟度やリソースの関係から優先順位を設定する必要がある場合は、まずは等級及び役職を明確しておき、その後人事評価制度を構築するのが良いでしょう。
ブラジルでは、職務に応じて規定された名称があり、各職務において3段階で評価するのが一般的です。また、その名称が各人の労働手帳に記載されることになります。等級表及び役職表を作成する際は、当該既存の職務分類をベースとし構築するのが良いでしょう。
以上
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