支払書の偽造や虚偽の振込依頼の注意

こんにちは。
東京コンサルティングファーム・ブラジルの田村彩紀です。

今回は、支払書の偽造や虚偽の振込依頼の注意について記載をしたいと思います。

 

2月末に、連邦国税庁(Receita Federal do Brazil、以下RFB)より、RFBのロゴ、ならびに署名が偽造された、税金の支払い依頼に関する注意奮起が掲載されました。

下記のURLより、該当するアナウンス、ならびに偽造された支払い依頼の通知を画像にて確認することが可能でございます。
http://receita.economia.gov.br/noticias/ascom/2020/fevereiro/receita-federal-alerta-para-falsa-correspondencia-que-oferece-regularizacao-mediante-pagamento-de-suposto-tributo

 

偽造されたものか否かを見極めるポイントとして、上記のアナウンスでも記載がございますが、RFBの税金の支払いに関しては、DARFと呼ばれる、税金の納付書をもって支払いを行います。

※DARFに関する弊社ブログ記事は以下URLからご覧ください
https://kuno-cpa.co.jp/brazil_blog/%E7%A8%8E%E9%87%91%E3%81%AE%E7%B4%8D%E4%BB%98%E6%9B%B8%EF%BC%88darf%EF%BC%89%E3%81%AE%E8%A6%8B%E6%96%B9/

 

ですので、銀行振込で税金を支払ってほしい、といった記載がある場合、偽造の可能性が高いといえます。
ロゴや署名が入っているので、一見、公式な通知のように思ってしまいますが、まずは内容を確認し、身に覚えのない税金であれば、ウェブサイトを通じて、RFBに問い合わせることも可能です。

 

また、偽造された支払いは、税金に限ったことではありません。

支払いは大きく分けて、1) 銀行振込、2) Boletoと呼ばれる、支払い書を通じての振込の2種類がございます。この2) のBoletoに関して、偽造されたBoletoが企業宛に届く場合もしばしばございます。

 

なお、実際にはサービスを利用していない場合でも、Boletoが届いたりいたします。
下記の画像がその一例となるのですが、こちらも見極めるポイントといたしましては、備考欄に“facultativo (optional)”と書いているかを着目していただけたらと思います。
画像のBoletoにも、赤線部分に“… facultative …”と記載がございます。

もし、実際に払う必要があるか否か、ご不安な点がございましたら、弊社までご確認いただけますと幸いです。

 

2月、そしてカーニバルも終わり、あっという間に3月となりました。
4月から新しい年度となる企業も多いのではないでしょうか。
各部署やチームで決めた目標をきちんとその部署やチーム内で共有、そして実行するための準備は進んでいますでしょうか。

もし、会社全体の目標はある程度決まったがそこからの落とし込みがまだできていない。。
そのような状況でしたらぜひ、弊社に一度お声がけください!

無料で弊社がファシリテートを行う会議を通じて、今の状況を変え、4月から良いスタートを一緒に切っていきましょう!!

 

引き続き皆さまにとって有益な情報を発信してまいります。
お読みくださりありがとうございます。


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株式会社東京コンサルティングファーム・ブラジル拠点
田村彩紀

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても、情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Pte. Ltd.)は一切の責任を負いません。ご了承ください。

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