バングラデシュにおける外国人の最低賃金について

皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループバングラデシュ拠点の斎藤かおりです!

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

さて、今回は「バングラデシュにおける外国人の最低賃金」についてお話していこうと思います。

 

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【バングラデシュにおける外国人の最低賃金について】

バングラデシュでは、現地スタッフ以外にも外国人がワークパミットを取得する際に最低賃金のルールが設けられています。

最低賃金は国籍と役職に応じて設定されており、日本人は一番高いクラスに分類されています。2023年5月29日に最低賃金が変更されているので変更前と変更後の両方を紹介します。

【最低賃金変更前:2023年5月28日まで有効】

(単位:1か月の給与)

国籍 SAARC加盟国

中国

ミャンマー

インドネシア 等

マレーシア

タイ

香港

韓国 等

アメリカ

イギリス

EU加盟国

日本 等

1 Managing Director

Chairman

CEO 等

1,200USD 1,500USD 2,000USD
2 Higher Technical Senior Engineer

General Manager

Assistant Manager 等

1,000USD 1,200USD 1,500USD
3 Middle-level Officer

Manager

Junior Engineer 等

850USD 1,000USD 1,200USD
4 Technician

Supervisor

Operator 等

650USD 850USD 1,000USD

【最低賃金変更後:2023年5月29日から有効】

(単位:1か月の給与)

国籍 南アジア諸国

ミャンマー

インドネシア 等

マレーシア

タイ

香港 中国

韓国 等

アメリカ

イギリス

EU加盟国

日本 等

1 Managing Director

Chairman

CEO 等

2,500USD 2,800USD 3,000USD
2 Director

COO

CFO 等

2,300USD 2,400USD 2,500USD
3 General Manager 等 2,000USD 2,200USD 2,300USD
4 Senior Manager

Senior Engineer 等

1,700USD 1,800USD 1,900USD
5 Engineer

Deputy Manager 等

1,600USD 1,700USD 1,800USD
6 Assistant Manager

Junior Engineer 等

1,500USD 1,600USD 1,600USD
7 Supervisor 等 1,400USD 1,500USD 1,600USD
8 Technician 等 1,200USD 1,400USD 1,500USD

仮に、上記の金額に基づいてワークパミットの承認を受けたとしても、後に続く警察のSecurity Clearanceのプロセスで給与額が低いという指摘を受けることがあるため最低賃金での申請はあまりおすすめできません。また、外国人1名の雇用につき現地人5名の雇用(製造業の場合には現地人20名)が義務付けられています。

ワークパミットの申請を予定している場合には最新の情報を入手して給与額を申請することをおすすめします。

以上。

 

 

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齋藤かおり

 

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