バングラデシュ人の麺需要が高まっている?!

バングラデシュ政府は、輸出加工型産業に力を入れており経済特区へ入居企業に対する免税等のインセンティブを設けていることはよく知られています。

 

一方で、人口約1億6千万という大きな国内マーケットは多くの投資家からの注目を集めています。
バングラデシュ人の食文化は、あまり知られていませんが1日3食カレーと米を主食としています。
さらに、国民の間では海外の食文化が浸透しておらず、ハンバーガーやピザ以外ほとんど入ってきていません。

 

しかし、国民の一人当たり所得の上昇に伴って外資の飲食産業も少しずつ成長しており、最近、バングラデシュ人の間で需要が高まっているのが麺・ヌードルです。
3食米を消費するバングラデシュでは、2009年の国内の麺マーケットは10憶タカ(約12億5千万円)に留まっていたのに対し、2019年には95億タカ(約119億円)へと成長しました。
これは、10年間でマーケット規模が約10倍大きくなったことを意味しています。

 

バングラデシュでは、都市化が進んでおり都市化が進むにつれて比較的容易に調理が可能な麺類の需要がさらに伸びていくことが予想されています。
国民一人当たり所得の増加と都市化の進行に伴い、外国の食文化が少しずつ広がっていきそうです。

 

Tokyo Consulting Firm Limited
齋藤かおり


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