タイとラオス

こんにちは、タイ駐在の小林平悟です。
先日、出張でラオスへ行ってきました。

今、日本の製造業の新たな製造拠点として注目される「CLMB(カンボジア、ラオス、ミャンマー、バングラデッシュ」の中の一つです。

ラオスは人口約630万人程度の、ASEAN 諸国の中では比較的小規模な国家で、ASEAN10ヵ国の中でも最貧国の1つに位置づけられる国ですが、近年、ベトナム、ラオス、タイ、ミャンマーを結ぶ東西経済回廊や中国、ラオス、タイ、カンボジアを結ぶ南北経済回廊などラオスを通過する道路が開通したことで、主要国の中間拠点として発展が期待され、タイへ進出している日系企業の第2工場候補地として、また天然資源が豊富な投資先として注目されています。

今回私が訪問したのは、ラオスの首都、ビエンチャン(Vientiane)です。ビエンチャンは、メコン河を挟んでタイのノーンカーイ県の国境に面していて、船もしくはタイ-ラオス友好橋を渡って陸路で行き来することができます。1時間半も車を走らせれば、タイのウドンタニ国際空港へ行けます。ラオスの方は、バンコクへ行くのにも結構このウドンタニ国際空港を利用されているようです。


ビエンチャンのレストランより。
メコン河を挟んだ対岸はノーンカーイ県(タイ)

今回の訪問の目的は、お客様との面談と、提携先との打合せが主で、提携先とは会計事務所より法律事務所との話が多かったです。2009年に草案が出された、国内投資と外国投資を一つの法律に統合したラオス投資奨励法が2011年4月の首相令により施行されたことで、表面上は会社設立の手続きが簡素化されているように見えますが、実際のところ手続き面での整備が間に合っておらず、設立に時間がかかっているケースも散見されるようなので、ご注意ください。

投資形態にもよりますが、通常申請書提出から営業開始まで3か月から6か月くらい見ておいた方が良いです。

タイの労働賃金が上昇の一途を辿る中、第2の工場候補地として注目されるラオス。
現地では、タイ語も通じますし、タイバーツでのやり取りも散見され、ラオスとタイの親密さが伺えますが、
今後、外洋に面していないデメリットを陸路の中間点として発展し、日系企業が安心して進出していくためには、法の整備、インフラの整備を急ピッチで進める必要があるのでは。と若輩者ながら肌で感じることのできる出張となりました。

今後も状況の変化を素早くキャッチすべく、頻繁にラオスに行こうと思います。

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2019-10-23

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