タイの会計業務とは?(1)

 

皆さま、こんにちは。タイの安藤です。
今回は、会計業務についてお話ししたいと思います。

日本からタイに来て、突然、会社の経営よろしく!と言われても、そもそも「会計業務」って何かわからなければ、「タイの場合は?」という疑問を聞きます。

まず一般的な「会計」についてです。
「会計」という言葉が出てくるとき、「経理」と「財務」という言葉もよく一緒に出てきます。

 

「会計」とは
金銭収支、財産の売買を中心とした経済的取引事象を、貨幣数値によって一定の方式により記録・計算・報告する制度ないし行為をいいます。つまり、お金単体だけでなく、お金と物の交換によってお金がプラスされたり、物がマイナスされたりなどの記録も全て会計にあたります。

 

「経理」とは
経営管理の略称です。経営管理には明確な定義というのは存在しませんが、より企業の業務に繋がるお金の処理のことを指します。伝票の起票、帳簿記帳、請求、支払い、税金の申告、決算書の作成などが経理の仕事にあたります。また、経理が企業のお金を処理することにより、組織の目標達成のために、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を有効活用の仕方が見えてきます。

 

「財務」とは
企業の資金繰り、予算管理、資金調達を担当する業務のことを言います。資金調達(銀行融資、株式発行など)や、資金の運用(投資、M&Aなど)計画を考え、金融機関と折衝したりするため、専門知識だけでなく企画的な要素が含まれます。
企業によっては、経理担当者が財務も担当していること場合や、経理担当と財務担当を同じ部署(経理・財務部門)に配属させていることがありますが、経理と財務は役割が異なります。
しかしながら、財務担当が資金調達を行う時には、経理担当が作成した決算書をもとに仕事が進められることが多く、この2つの業務は密接な関係にあります。

 

これらがしっかり行われていないと、税金を多く支払ってしまったり、未払いと言われてしまうこともあります。
また、お金を銀行から借りたい時、信用できるかできないかの判断にもなります。
監査対応でも、この「会計」が行われていないといけません。

たまにいる企業さんでは、「自分がわからないから」と距離をおいて、スタッフに任せていたら、あとあと会計事務所から注告されて、大変なことになっていたというケースもあります。

会計は税務と非常に密接で、会計ができていないと、税務面でもいい事は起きづらいかもしれません。
野放しにしすぎず、管理していけるといいかもしれません。

 

今回はここまでといたします。
ご不明なことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

今週も読んでいただき、誠に有難うございます。
本グログがご活躍される駐在員の皆様、および今後進出をお考えの皆様の一助となれば幸いです。
次回もどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

株式会社東京コンサルティングファーム  タイ拠点
安藤 朋美

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2019-10-23

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