こんにちは。TCFタイオフィスの岩城です。
今回はタイ政府が注力している政策、東部経済回廊“EEC(=Eastern Economic Corridor)”についてご紹介します。
EECとは、タイ政府によって指定された東部のチョンブリー・ラヨーン・チャチュンサオからなる経済特区において自動車や医療、航空、ロボット産業等の投資促進と鉄道、道路、空港などのインフラプロジェクトを一体として進めていく政策です。
この政策に際し、タイ投資委員会も恩典の付与を検討しています。
法人所得税の減免や財務省による個人所得税の優遇措置の他、今年5月に施行された東部特別開発区法（EEC法）に基づく恩典を受けられるようです。
EEC法では技術革新・人材育成に係る助成金の交付、また専門家・研究者などに5年間の労働ビザを発行する旨が定められています。
このような動きからタイ政府が本格的に産業構造の転換に対し本腰を入れてきていることが伺えます。
高度技術・人材の確保のルートを固め、投資誘致の強化をすることによってタイ政府が中所得国から脱出することができるのか、注目が集まります。
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株式会社東京コンサルティングファーム
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岩城怜佳
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