自社は、Top Witholding Agentsの対象?!

税務

こんにちは、Tokyo Consulting Firm Philippine Branchの大橋 聖也です。

 

【1分でわかるフィリピン進出のイロハ】

 ポイント㊴<WT編:自社は、Top Witholding Agentsの対象?!>

 

今回は、【Top Withholding Agents(TWA):上位の源泉徴収義務者】です。

 2018年10月8日付けのMalaya Business Insight紙とBIR websiteにて、新たにTWAに該当する企業名の一覧が公表されました。

 

TWAは、従前のBIRが認定する納税トップ2万社と大規模納税者(Large Taxpayers)に加えて、今回から中規模納税義務者(Medium Taxpayers)とTAMP(Tax Account Management Program)に属する納税者も対象になっています。

当該リストにある企業は11月1日より、拡大源泉税(EWT)の対象となる費用項目以外に、一定の要件を満たした国内業者(Regular Suppliers)に対して以下、源泉徴収することが求められます。

 ・国内業者からの物品の購入→1%

・国内業者からのサービスの購入→2%

 

実務上は、以下の要件に該当する国内業者は、Regular Suppliersとみなされるとの事です。

①一度の購入金額が10,000php以上

又は

②年間で6件以上の取引がある

 

因みに、会社名義のクレジットカードでの支払いをする場合は、カード会社が徴収するので、源泉の対象外となります。

また、BIRの通達では、半年に一度、新たにTWAの対象となる又は対象外となる企業のリストを新聞並びBIR websiteで公表されることになっています。

 

TWAに関して、必ずしも各税務署(RDO)から自社宛にレターなど通知が来るとは限らないのでご注意を。

 

最後に、昨年9月より弊社フィリピン本の第2版が、出版されました。

フィリピンへの進出実務を最新の情報にアップデートすると共に、弊社フィリピン拠点における6年間のコンサルティング実務の経験を盛り込んでまとめ直したものとなります。

中でも本著はフィリピンの基本的な投資環境から、設立法務、会計税務、人事労務、M&Aに至るまでフィリピンでのビジネス展開に必須な情報を網羅的に収録していますので、

是非、本屋又は弊社宛にお問合せ頂き、手に取っていただけますと幸いです。

 

今週もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

株式会社東京コンサルティングファーム フィリピン拠点

大橋 聖也

 

 

【WIKI-INVESTMENTのご紹介】

待望のデータベース化を実現!!『WIKI-INVESTMENT』オープン

これまで多くの企業様にご愛読いただいた弊社『海外投資の赤本』シリーズ計14冊24カ国(合計金額101,706円相当)の内容が、さらにマレーシア・アフリカ諸国のコンテンツも加わり、データベースに生まれ変わりました。

本データベース『WIKI-INVESTMENT』のオープンを記念しまして、今なら各国の2章分(第1章と第2章)を登録不要でお試しいただけます(もちろん無料です)。さらに、すべての内容を一度見たいという声に応えまして、無料会員登録をしていただきますと、24時間で掲載30か国のすべての情報を閲覧することが可能です。

 

無料登録は、下記のURLよりたった1分で可能です。

http://wiki-investment.com/

(なお、閲覧する際は、PCでの利用をお願いします。)

コンテンツに関することは、メールで無料問い合わせが可能です!!!

(個別、具体的案件に関する質問は、別途、有料サービスも用意しております。)

 

 

 

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る