東京コンサルティングファームフィリピン・セブ支店長の日比野です。
今週からはフィリピンのM&Aについてお伝えします。
フィリピン経済は新ドゥテルテ政権のもと、安定して成長しています。その背景には、積極的な外国資本の受入れがあります。2015年のMARRによると、日本企業によるフィリピン企業の買収の中でも16件の公表された大型買収がありました。フィリピン企業を対象としたM&A案件は今後も大幅に増加すると見られます。
フィリピンにおいてM&Aを行う場合、フィリピンの国内法に基づいて取引が行われるため、外資規制や契約形態を始めフィリピンの法制度、会計基準、税制度を理解している必要があります。
法規制の自由化は進んでいますが、まだまだ規制が多く、M&Aに ついても規制当局から出されているさまざまな規制に準拠しなければなりません。
そこで次回からはM&Aに関連する質問に回答をしていきます。
なお、東京コンサルティングファームフィリピンにおいては、数多くの現地会計士と弁護士等の専門家がおり、日本側とも連携を図りM&Aを様々な形でサポートさせて頂いています。
それでは今週もよろしくお願いいたします。
株式会社東京コンサルティングファーム
フィリピン支社 セブ支店 日比野和樹