ミンガラーバー
ミャンマー拠点の西野由花です。
先週は経営計画の基本的な考え方について紹介いたしました。
今回はこれまでに立ててきた経営計画の見直しを行う場合の二つの方法について紹介いたします。
目次
コンティンジェンシー・プラン
コンティンジェンシー・プランとは、通常の経営計画の他に、災害や自己、為替の急激な変動など業績に大きな影響を与えると推測される緊急事態が起きることをあらかじめ想定しておき、緊急時の対応策や行動手順を別途定めておくことを言います。
実際、今回の新型コロナウイルスの流行においてもコンティンジェンシー・プランを実行・準備していると発表している企業もありました。
このようなコンティンジェンシー・プランのメリットは不測の事態や「最悪」とされる状況下にあっても定めたプランに従い迅速な行動を行うことが可能となるという点です。
しかしながら、通常の経営計画の他に緊急時用のプランとして改めて計画を作成することになるため、情報収集や分析をコンティンジェンシー・プランのために行う必要があり、負担も大きくなるというデメリットがあります。
ローリング・プラン
ローリング・プランとは、一度定めた経営計画を、環境の変化に応じて随時微調整を行っていく方法になります。
この方法のメリットは元々の計画のうち、環境の変化に対応できない部分のみ適宜変更していくことが出来るという点です。
また、デメリットとしては、都度変更を行っていくという特徴から短期的な経営戦略が中心となってしまう可能性がある。結果が出てからの対応になってしまう。といった点が考えられます。
売上、利益が落ち込み苦しい状況の時、事業計画、経営計画を考える時、重要になってくるのは損益計算書(PL)の数字ではなく貸借対照表(BS)の数字であり、さらにキャッシュフロー(CF)の確認です。
しかしながら、実際のところ、
「どうやって BS って見たらいいのだろうか。CF ってそもそも何かあまりよくわからないな。」
という方もいらっしゃるかもしれません。
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Tokyo Consulting Firm Co., Ltd (ミャンマー)・ヤンゴン駐在員
西野由花(Nishino Yuka)
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