ヤンゴン証取に3社目の上場

税務

ミンガラーバー、

ミャンマー・ヤンゴン事務所の鶴見令奈(つるみ れな)です。

 

8月26日、ミャンマー市民銀行(MCB: Myanmar Citizens Bank)がヤンゴン証券取引所に上場し、話題となりました。上場初日の取引では、値幅制限いっぱいの7,800チャット(約650円)のストップ高。ミャンマー人投資家の新規上場株への関心の高さが表れました。

 

ミャンマーの証券取引所を通じての株式公開は3社目です。

ミャンマーでは、2015年12月にミャンマー初の証券取引所、ヤンゴン証券取引所(YSX)が開所し、2016年3月25日に取引が開始されました。

このヤンゴン証券取引所は、日本取引所グループ、大和総研が国営ミャンマー経済銀行と共に設立したものです。

 

今回のミャンマー市民銀行(MCB)は上場3社目。

第1号は不動産大手のファースト・ミャンマー・インベストメント社(FMI)で、3月25日に上場しました。第2号はティラワ経済特区開発のミャンマー・ティラワSEZホールディングス社(MTSH)で、5月20日に上場しています。

ミャンマー市民銀行は国内に約20店舗を展開する民間商業銀行です。

上場するにあたり、約14万株の申し込みがあったものの、実際に販売されたのは9,000株で、抽選倍率は約15.5倍に達しました。また、同行の株式は、約90%を機関投資家が所有しており、残りの約10%の株式を約1600人が株式を所有しています。

 

現在、数十社が上場を目指しており、建設大手のグレート・ホーカム、農業関連のミャンマー農業公社など3~4社は年内の上場を計画しています。

外国人投資家の取引参加は現在認められていませんが、これも近く解禁される見通しとの報道もあります。

 

 

Tokyo Consulting Firm Co., Ltd (ミャンマー)

 

鶴見 令奈

 

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を元に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性を保証するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

 

関連記事

ステイパーミットのメリットとデメリット

お客様からの質問27

ページ上部へ戻る