こんにちは、ムンバイ駐在員の疋田です。
5月29日(水)訪日していたインドのマンモハン・シン首相と日本の安倍総理が日印首脳会談を行いました。
同日、「国交樹立60周年を超えた日インド戦略的グローバル・パートナーシップの強化」と題する共同声明への署名が行われたほか、駐インド大使と駐日インド大使による円借款案件「ムンバイ・メトロ建設」交換公文の署名も行われています。
なお、会談の中では、デリー・ムンバイ産業大動脈構想やインドの高速鉄道についても改めて協力していくことが確認されています。
この高速鉄道については、2013年3月に日印両政府がインドの国内高速鉄道に日本の新幹線技術を採用することで合意する見込みである旨が報じられており、今回の会談で、ムンバイ・アーメダバード間のルートを念頭に、共同調査を行うことが確認される運びとなりました。
この高速鉄道が実現すると、現在およそ10時間を要しているムンバイ・アーメダバード間をわずか約2時間で移動することが可能になる見込みであり、現在注目されつつあるアーメダバードの発展、さらにはインド西部全域のさらなる発展へとつながることも期待されます。
ただし、着工時期は2015年以降になる見込みであり、インドで日本の新幹線技術を見られるようになるまでにはまだまだ時間がかかりそうです……。
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