インド人スタッフについて

労務

グルガオン事務所には約10人のインド人スタッフがいます。日本人駐在員は3人なので、基本的な業務はインド人スタッフが行うことになります。ですが、お願いしたことをやっていない、にもかかわらず言い訳が多い、たまに逆切れしている、期待していた成果物と違う、前回と違う結論を言う、といったことはよくあります。これに対しては、日本でも同じことですが、仕事の全体像と目的を理解してもらうことが大事だと思います。この点についてはとてもよく理解しようとしてくれます。そしてなぜこの日が締切で、それまでにどういう手順をどんな手段で誰がふんでいくのかということまで具体的に共有していく必要があります。そこまで理解してくれたインド人スタッフは、Don’t worry! とかDone などと言いますが、まだ決して信用することができません。必ず途中経過を確認し、何をもってDone と言っているのか、その途中経過をいつ行うのかを逐次確認していくことが必要です。

 

またインドでは、掃除担当の人がいるからなのか、掃除や片づけをあまりしません。当事務所でも12回、チャイをオーダーするのですが、プラスチックカップに残ったチャイを残したまま平気でゴミ箱へ捨てます。また食べ物が落ちても拾いません。これはたぶんインドの習慣なのだと思います。ですが、インドにいるからといってなんでもその土地に染まる必要はまったくありません。日本の会社として出ている以上は、会社の文化を根付かせて、インド人スタッフから当社の良さを伝えていくことが大事です。

 

インド人スタッフの良いところは、納得したことについては素直に行動してくれるところだと思います。上記、仕事の進捗・質のチェックや掃除・片づけをするなど、毎日毎時言い続けることで、理解度も深まり、こちらから指摘をする前に行動してくれることも増えました。インドスタッフと協力して日本本社の良い風習を根付かせていくことが大事です。

 

以上

インド駐在員 仁井

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