~日本人駐在員の給与計算ついて〜

皆さん、こんにちは。

デリー駐在員の武田です。

本日の話題は、日本人駐在員の給与計算についてです。

お客様からのご質問に回答致します。

【質問】
弊社はインドの会社とJVをしております。日本人駐在員の給与計算もインド人の経理担当が担当しています。正しく計算されているか不安なのですが、どのような点を確認すればいいでしょうか。

【回答】

日本人の給与計算は、ローカル社員と大きく異なる点があります。以下のポイントに注意して計算の内容を確認下さい。

1. グロスアップの計算ができているか。
→日系の多くの会社では、インドでの高い税率において駐在員が損をしないようにグロスアップ計算をして、会社が差額の税金を払っています。その点を計算できているのか確認が必要です。

2. 社宅の費用が正しく計算されているのか。
→会社が負担している社宅費は、インドでは所得と見なされます。社宅については、全額課税所得に入る訳ではないので、社宅の費用が正しく計算されているかについての確認も重要です。

3. ボーナス等日本で支給されている給与がレートも含めて正しく計算されているか。
→日本で支給された給与については、RBIのレートを使用して計算する必要があります。毎月の計算でレートは一定でも問題ないですが、年度末の調整または、確定申告の際にはそれぞれの月に使用されるべきレートに変更の必要があります。

他にも細かい点はありますが、ローカル社員にはなかなか理解しにくいルールもありますので、注意して計算のチェックを行う必要があります。

本日は以上です。
Tokyo Consulting Firm Private Limited
デリーマネージャー
武田 麻利奈(たけだ まりな)

 

 

 

 

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Private Limited, Tokyo Consulting Firm Human Resources Private Limited)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る