インドで人を採用した際にすべきこととして、内容通知書、雇用契約書の作成、給与計算が挙げられます。これらは最低限必要なことです(就業規則もあったほうがベスト)。
それ以外にも、必須ではないけれど、社員が長く働き会社の求めるように働かせるために準備しておいた方がいいものについて挙げたいと思います。
インドでは宗教の影響からか、分業の意識が大変強いと感じます。営業は営業、経理は経理、など自分の分野しかやらないといった感じです。専門職のインド人に営業もするように、と指示しても営業に興味がなければまず受け入れられないでしょう。柔軟性がないように感じますが、その分言われたことはきちんとこなしますし、上下関係やレポートラインをしっかり守ります。
そこで、インド人スタッフに対して自分のポジションや与えられた役割、誰に報告を上げるべきなのかを明確に示すことが有効的です。役職表を作り定義を決め、組織図で報告ラインを明確にします。インド人社員が1人しかいない会社でも役職表を作成し、採用・入社の際に役割を明確に伝えるとお互いの誤解もなく、入社後に的確に指示ができます。
またインドは日本と違い成長を続けています。そのせいでインド人は毎年給与が上がって当然と考えています。今の実力と現給与が見合うか、ではなく、前年比何%アップかという基準で考えます。感覚での昇給ではなく、会社の求める役割に対してどれだけ達成できたのかという評価の結果の昇給にすることで、インド人スタッフに役割を果たさせることが可能です。またインド人はこのような体系だったことが好きなようです。ぜひ取り入れましょう。
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