こんにちは、
インド・バンガロール駐在員の山本です。
前回の続きで、資金調達についてお話をしたいと思います。
インドの子会社の資金の調達方法として、大きく4つの方法があります。
1、資本株式の発行
2、優先株式の発行
3、海外からの外貨借入れ
4、インド国内での現地借入れ
本日は、3、海外からの外貨借入れについてお話したいと思います。
日本の親会社からや日本の銀行から借入によって資金を調達することが可能です。ただし、ECB(External Commercial Borrowings)というインド政府が発行するガイドラインによって様々な規制があります。
ECBの主な内容としては、貸主は外国の銀行や株主など、限定されています。株主が貸付をする場合、貸付額が500万米ドルまでの時、株式保有分が25%以上直接投資をしていることが条件としてあります。
また、事業内容によって借入金額の上限額が決まっているものもあります。何より、運転資金、インド国内での借入の返済などでの借入は許可されていません。ですが、最近ECBの規制が緩和することを政府は発表しております。今後はインドでは外資の誘致活動にも力をいれていくかと思いますので、ECBなどの規制ももっと緩和され日系企業がインドや進出しやすい環境が整えるられることを期待しております。
以上